映画『光』

河瀨直美監督の映画『光』を観た。

視力を失っていく天才カメラマン永瀬正敏と音声ガイド水崎綾女のラヴストーリー。

音声ガイドというものを初めて知った。

どうやってガイド音声が作られていくのかも。



『言葉』とは何なのだろうか?

聖書には『最初に言葉ありき』とあるが、

言葉ですべてを説明することなど可能なのだろうか?

『言葉』のむなしさ、『言葉』の愛しさ。



頭の中にあるものを言葉で表そうとすればするほど、

空しく核心からずれていってしまうような。

それでも言葉で伝えようとする努力を愛おしいとするか?



明確なひとつの言葉として取り出した瞬間に、どれだけ、その思考の周辺にモヤモヤしているのもが落ちていってしまうのか?

音声ガイド、果たしてそんなことが可能なのだろうか?

『言葉』の限界、恐ろしさ、そんなことを考えていた。



いい作品だった。

弱視の主人公カメラマンを演じた河瀬正敏は凄かったし、水崎綾女も、それに引きずられるように素敵になっていった。

静かに、深く、泣けた。








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by iroirohitorigoto | 2017-10-19 21:48 | 見たり/聞いたり/考えたり