いざ出発/ベニス2 

夜10時頃の飛行機に乗るのに、トゥールーズに電車で4時過ぎに着く。その後だと遅くて間に合わなくなるので。

そこで待ってた娘と無事合流。(フランス国鉄SNCFは故障とかで遅れたりはしょっちゅうなので、まず時間通りに着く、というのが最初の関門)

夕食のお弁当持参で、公園などでウロウロウロウロ、ダラダラお喋りで時間をつぶす。

しかしどこ行ってもテロの厳戒体制中なので軍人さん歩いてます。これはいいこと。『彼ら』にとっては心理的圧力になるわけで。抑止力。


さて、やっとこさ乗ったスペイン航空機。小型。外のタラップから乗る。

待って待って待って、…やっと…動き出しました…と思ったら。しばらくして…プシュ~と停止。

どうも故障らしい?

パイロット以下スタップが説明するも、マイクの声が小さくて全然聞こえないし、だいたい仏語が話せないらしいし。スペイン語とほんの少しの英語って感じ。しかし何も聞こえない。隣のおばさんが『もっと大きな声で』と叫べど変わらず。

スペイン語が分かるというフランス人兄ちゃんがスチュワーデスの言うことを通訳してくれる。

要するに、実際に故障しているわけではないのだが、コンピュータのセキュリティランプが赤色のままなので、パイロットとしては出すわけにはいかないとか何とか。

結局そのまま機内で待つこと2時間。

ずっと黙って待つ間、娘は、払い戻しはあるのか訊いていた。厳しい娘なのだ。3時間以上遅れると何らかの保障があるらしい。私としては、飛んでから何か見つかるより離陸前に見つかって良かったし、変に出発して真夜中の中途半端な時間に着いてもらっても困るから、このまま機内で夜を明かす方がいいのかも、と安全チェックの遅れを内心半分本気で願ってみたり?

夫や長男や次女に電話したりして。

『もう着いたの?』

『まだトゥールーズで~す。もう行かないかも~?』とワハハと笑う。本もあったし、お昼の残りのおにぎりもあったのでちょっと余裕。


でも結局出発できてしまった…。

ベニスに着いたのが夜中の2時過ぎ。また嫌な時間に、と舌打ちして。

まあ、同じ飛行機に乗ってた人はいたわけで。さっさと帰っていく人以外はそこにぼんやりしていて、仏語が通じたり通じなかったりなんだけど、何となくみんなで『タクシーはどこだ?』って。

ちょうどパイロットたちが通ったので娘がすっ飛んで行って『タクシーは?』って訊いて、乗り場まで連れて行ってもらった。

そしたら結構タクシーあったのですね。真夜中でも。行き先・料金がちゃんと書いてある。おお、イタリアっ!『ふんだくられる』と散々言われていたので身構えていたのだ。結局スペイン人女の子3人組と方向が同じだったので、相乗りで。仏語も英語もほとんどわからない子たちだったけど、『ひとり10€で割り勘、OK?』って感じ。

メストレで先に彼女ら降ろして後は我らのホテルへ。『ここら辺安全?』と運転手のおじさんに訊いてる横ちょを象ような足をしたおばさん娼婦が歩いてたし…。これは迫力ありすぎて日本の男には無理だな、とか思ってみたり。


ホテルの受付にライトがついているが外から見えた時は、娘と二人心底『ほぉ~っ』。


受付で、若い野性的なイタリアンイケメン兄ちゃんと、『料金を払え』『イヤ、もう払ってある』と英語でちょっともめたけど、明日改めてチェックする、ということに落ち着いて(既に払っていたことが翌日確認されたので、この時払わなくてホント良かった)。

鍵もらってやっとこ部屋に。窓あけて『とにかく着いたよ、イッタ~リアっ♪』と娘と喜び合った。

次から次へとハプニング。でも娘がいてくれているので安心感が全然違う。今度は子供に護られる側になってしまったのだなぁとちょっとしみじみ。


大船に乗ったつもりで、

さあ、ベニスだぞ。



[PR]
by iroirohitorigoto | 2017-09-15 06:12 | 出不精な私でも旅をする